2024年のはじまりの行燈イラストはさこももみさんの作品、

町屋通りの行燈を眺めながらさこさんの個展会場のギャラリー宮郷へ。

そこには行燈の原画が展示されていて、貼り絵を駆使した宮島の鳥・花を描いた原画たちはそれは見事でした。

鳥のカラダの部分が英字新聞で施されていて着色されていたり、キャンバスを2度塗りして深みを出していたりと手が込んでいてうっとりしました。

ちょうど同じ時代にイラストレーターを目指し活動していたので

さこさんの作品はよく目にしていました。

感性とスピードで線を決める私の画風とは真逆で

丁寧な線をしっかりと描かれる方という印象。

いくつになってもその仕事ぶりがキレイで尊敬します。

今回はそのイラストがちりばめられた「宮島の自然散歩」と題した本も出されていてそれもすごく素敵でした。

自費出版だそうです。

私たちが本を出したころは5000冊などの大きな単位でしかできなかった

冊子づくりも同人誌が盛んになったころから

最近は100冊単位からの作成も出来るようです。

私のようなデジタル苦手のリアル派が

つい手にしてそばに置いておきたくなる冊子でした。

カバーの裏にはMap付き！自分がやりたいように企画できる面白さを発揮している良い本です。