自店の課題
マーケティング会社をしているのに自社のマーケティングがおろそかになっていることを暴露するのはいささか恥ずかしい話ですが自店を客観視するために思い切って専門家の方に見ていただき意見を頂きました。
こだわりの商品の販売とカフェバーを併設した新店「オーガニックドリンクバープロル」はOPENから4か月、観光客の方々には「素通りされる」を肌で実感しています。
専門家の方は駅から降りて店舗の様子を見るなり
「何屋かわからない」「商品POPが少ない」
「どんな商品がこのテーブルに並んでいるのか一目でわからない」
「メニューの写真が美味しくなさそう」
このフレーズ、わが社の受託事業で行うモニターや座談会からよく聞く言葉
ココを突かれるとは・・・落ち込みました。
専門家の先生には「入る店の鉄則」と乖離していることををしっかりご指摘いただきました。自身への戒めもかねてここに公開してみます。
◎お客様は何を売るお店か分からなければまずその店に入らない。
◎お客様は安いか、高いかまずは店舗前で知りたいはずだ。
◎間口の広いお店は入りやすいがディスプレイでごちゃごちゃしていると入りにくい。店内はすっきりしたと分かり易いレイアウトにしていくべき。
◎売り場のセールスプロモーションは何はともあれ必須事項。
◎陳列、POP、ディスプレイはもっともわかりやすくゾーニングすべきだ。
自分たちが「やりたいこと」「うりたいモノ」が必ずしもお客様が求めているモノでは無い。唯我独尊になってはいけないこと忠告を受けました。
観光客の方々に入っていただくつもりならその人たちの思いを探る
「有機栽培、無農薬、オーガニック」などというが、ここを通るお客様がそれを欲しているのかどうかだと。
宮島に向かう人のほとんどは国内、国外の観光客である。オーガニックというよりは広島の名物、美味しいものを指向している
いずれにしても、美味しいもの、美味しそうに見えるものでないと求めてはもらえない。
まだまだOPEN直後、観光客のせめて2%の人にはいってもらうための改善の余地は大いにあり。
誰に何を提供していくのかということについてこれからさらに検討の日々を重ねていきます。