11月11日 会社始まりの日。
HerstoryPlusが8年目に入ります。
HERSTORY時代と合わせて通算で26年も会社を続けてきたことになります。
実は若いころ、私は一つの会社に2年くらいしか働けない、継続できない性分なのかということに嘆いていた時代がありました。
働いてもすぐやめてしまうことになるのは自分の努力が足りないのではないかなんて考えてました。
振り返れば主婦として、母としての働くには難しい時代だったんだな~と改めて思います。
20歳で専門学校を卒業してから働き始め、すぐに結婚、出産。
舞台の大道具のしごとをしていたので出産する身で働ける会社ではなくて、
その後は小さな印刷会社で働かせてもらうことになり数か月、
”大きなおなえたかを抱えた妊婦さんには気を遣うから仕事がやりにくい”
と上司から言われ、やる気はあったのに泣く泣く退職した覚えがあります。
志半ばで仕事を辞めることが自分の中でコンプレックスになってました。
出産後、家庭事情が変わり再就職させてもらおうと前職に思い切って相談したけれども3歳児を持つ身の就職は
「パートで」という括りの中で誰かのサポート作業の位置づけでのお仕事でした。
”自分の能力もやる気もは何も変わってないのにどうしてわかってもらえないんだろう”と思っていました。
今のような時代ではなかったので子どもを持って働くというのは会社においても責任ある仕事が任せられない、
中途半端な関わりしか出来ない環境で家庭と仕事を両立するという事がたやすいことではなかったんですね。
でも、その時代があったから手に職をとイラストレーターをめざし、
子供を持っても働き続けることができる会社をイメージしたのだと思います。
私のような思いをせずにみんなが責任を持って働けるようなしくみを創りたいと思って始めた会社も長く続けて行けるよう
それぞれの力を十分に発揮できるようまだまだ続けていきたいと思います。