女性が起業するということ
とある大学の先生が「女性の起業について」の研究題材でわが社を訪ねてくださいました。
HERSTORYを立ち上げたのはもう30年以上前の話。起業の始まりは主婦二人が家事や子育ての隙間の空いた時間を利用して社会参加したいと考える同じ思いを持つ方々に”何かしたい人集まれ!”呼びかけたことからでした。
会社の事業内容は多くの女性たちの特技や声から発想したものばかり。
手にする商品の要望などを集めて企業に代弁するモニターの声を集めたことからマーケティング事業、まだまだ利用できる子ども服を集め丁寧にリサイクルして次の人につないでいく子供服に特化したリサイクルショップ、
「編集物の作成から発送まで」と広告編集からおとどけするまでをも在宅主婦の力を借りたお仕事もそう。
ハーストーリィプラスになってからも忙しいお母さんに代わって安心安全な食材で作る食育弁当を作りはじめたことなど、やっている職種はバラバラに見えるのだけれど根源は働く女性たちにプラスな提案をしたい発想から生まれた事業。
周りの主婦の意見から事業にしていった経緯などをお話させていただきました。
今年度、事業にかかわらせていただく「ひと・夢」 未来塾での応募者の女性たちも
自分の特技を生かしてのサービスづくりや日々の生活で感じるこんなサービスがあったら‥の
思いカタチにしたい生活に密着したコトから感じる周りの仲間や家族が喜ぶことをするために
自分のできることを考えている方が多くて共感します。
大きな野望を抱いて事業を進める男性とは異なり
女性の起業家の多くは今の生活の中に感じる幸せをカタチにしていくための
起業が多く共感する周りの女性たちを巻き込みコミュニティを作っていくことが
やりがいを感じているようです。
今月末に開催するお話会も起業にからんだ内容です。
自分のできるお菓子づくりを生かして起業した鎌倉で年間10万個以上もジャムを販売する「romi-unie confiture」を営むいがらしろみさんのお話会。
”トーストとコーヒー、そして小さなジャム瓶が朝食の食卓にいつも2~3種ならんでいたら幸せな気分になる”の想いからジャム屋を思いついたろみさんの起業のお話。
生活の中の「小さな幸せ」を感じるための商品づくりが起業につながっていて参考になりそうです。