2023年1月18日 つかい手目線を活用した、商品開発支援事業 第4回勉強会 開催レポート
福山商工会議所では、小規模事業者の方を対象に、つかい手目線を活用した既存商品のブラッシュアップ及び新商品開発における商品開発支援事業を行います。
この度弊社が企画・運営をサポートさせて頂き、商品力・販売力・情報発信力の底上げを図る事で、 新たな販路開拓を進めていきます。
2023年1月18日(水)に「ブランドイメージ設計」をテーマに、第4回勉強会を実施しました。
プロジェクト全体では計4回の勉強会を実施し、2月17日(金)に開催されるDEMO会にて、参加事業者10社における、新商品開発の方向性や試作品についてのプレゼンと、専門家やバイヤーによるアドバイスを実施します。
(参加事業者紹介)
LOVEゲリータ、マルコ珈琲商会、株式会社虎屋本舗、POTCOOK合同会社、有限会社父石家神田
(プログラム紹介)
■講演(先進事例紹介)
ブランディング事例「FUKUYAMA MONO SHOP」のブランディング戦略
【講演事業者紹介】
山陽染工株式会社 ゼネラルマネージャー 戸坂 一平 氏
(備後のものづくり力を結集したセレクトショップ「FUKUYAMA MONO SHOP」)
大正14年に、備後絣の生地染め、抜染技術を確立し、生地の染色加工場として創業。現在は無地染めを中心に、プリント加工・インディゴ染めなど各種染色加工を行っている。
近年は自社ブランドの立ち上げの他、地域のものづくり企業の商品を集めてブランディングしたセレクトショップ「FUKUYAMA MONO SHOP(以下 FMS)」を運営。
2020 年 10 月に天満屋福山店5階にオープンした FMS では、常時 15 社程度、これまでに約 50 社の商品を取り扱っている。
【専門家】本田屋本店有限会社 代表取締役 本田勝之助氏
【ファシリテーター】株式会社ハーストーリィプラス
抜染技術を中心に、デニム関連の加工は得意としている事から福山のデニム産業をPRしたいと考え、デニム産業を含むコンセプトが合致する他産業商品を含めた、地域のものづくり企業のオリジナルブランドを集めたセレクトショップ「FUKUYAMA MONO SHOP」を作った。
1社だけでは出来ないことを「集まること」で付加価値を付け、ブランディングした成功事例。また地元事業者同士のマッチングなども行っており、地元になくてはならない唯一無二の店舗を目指している。
百貨店という立地を最大限に生かし、一つ一つの商品を丁寧にディスプレイ。接客によるコミュニケーションでストーリーを伝え購買動機に結び付けている。ロゴマークに隠されたストーリーなども伺う事ができ、参加事業者の中から賛同したいという意見も出た。
■勉強会(ワークショップ)
テーマ:「ブランドイメージ戦略」
・ペルソナが好む SNS やハッシュタグは?
・ブランドのトーンとシリーズイメージを整理しよう。(合計 15 分)
・ブランドの PR で使うハッシュタグや SNS アカウントイメージ出し(グループディスカッション 45 分)
・発表(1 社 3 分×5 社)
・本田さんアドバイス、意見交換(30 分)
コンセプトやペルソナ、トレンドキーワードなどを勉強会の回を重ねるごとに、繰り返し明確に整理してきた参加者。
商品やブランドイメージを効果的にPRするためのSNSの活用方法や、ハッシュタグのつけ方、集客方法など、グループディスカッションで意見交換を行いました。
本田氏のアドバイスから、福山の事業者同士や地域との連携の重要性を学び、勉強会に参加している事業者同士で、コラボ販売やイベント企画を別途相談するような発展も見られました。
2月17日(金)13:00~ いよいよ、事業の取り組みの最後となる、参加事業者さんの商品を発表し、バイヤーゲストのご意見をお聞きするDEMO会を開催します。