9月28日 つかい手目線を活用した、商品開発支援事業 キックオフセミナー開催レポート
福山商工会議所では、小規模事業者の方を対象に、つかい手目線を活用した既存商品のブラッシュアップ及び新商品開発における商品開発支援事業を行います。
この度弊社が企画・運営をサポートさせて頂き、商品力・販売力・情報発信力の底上げを図る事で、 新たな販路開拓を進めていきます。
8月3日に開催した「つかい手目線活用!商品開発支援事業 基調講演&事業説明会」の後、参加事業者を募り、次の10事業者が選定されました。
LOVEゲリータ、マルコ珈琲商会、株式会社虎屋本舗、POTCOOK合同会社、つぐみ漢方堂薬局、アロマラブ、甚ごろう、有限会社父石家神田、有限会社柿原豆腐店、ジンジャーダイヤモンド
事業の開始にあたり、つかい手目線を活用した、商品開発支援事業「キックオフセミナー」と題して、9月28日(水)14時~16時、福山商工会議所にて、参加事業者様が集まり、セミナーと交流会を開催いたしました。
■セミナー
「つかい手目線を活用した」商品開発事例(クロストーク)
アトム株式会社 開発事例商品:女性のための農作業着「nomodo」
【ゲスト】
アトム株式会社
商品開発課課長 平川 大介氏
商品開発課係長 植田 康雄氏
【ファシリテーター】
株式会社ハーストーリィプラス
代表取締役 佐藤 緑
「nomodo」は作業用品の卸売・小売を行うアトム株式会社(株式会社アトムワークス)が、花柄シャツやもんぺ、割烹着など従来の女性用農作業着のスタイルから脱却し、新しいスタイルを作りたいと開発した女性用農作業着ブランドです。
農作業のための機能性と、普段使いもできるシンプルなお洒落さを兼ね備えた商品として2014年に誕生し、現在は全国のホームセンターなどで販売されています。
この、新しい女性用農作業着の開発にあたり、マーケティング調査や座談会による、つかいての声をもとに帽子や長靴など、小物に対しておしゃれさを求めるニーズがあることが、裏付けとして得られたという事例を実際の調査結果や方法を事例にお話をしてくださいました。
参加者は食品にかかわる事業者様が多く、ジャンルは異なりましたが、取り組み方は業種にかかわらず参考になることが多く有意義でした。
■交流会(プレゼン&アドバイス)
セミナーの後は、参加事業者によるプレゼンと本田氏による質問やアドバイスタイム。
短い時間ですが、事業者がどのような商品を扱い、今度どうしていきたいという商品開発への思いを語っていただきました。
それを受けて、8月の基調講演でも登壇いただいた本田屋本店有限会社 代表取締役 本田 勝之助氏にリモートでアドアバイスをお聞きし、参加者同士で共有いたしました。
再度に、事務局より、今後の予定として、第1回めの勉強会と、モニター会についての案内と説明を行い、キックオフセミナーを終了いたしました。
終了後も、しばらくは名刺交換など行い、参加事業者やゲストとの交流もありました。
今後、勉強会を4回行います。また、別途、つかい手モニター会を実施し、日ごろ消費者に直接きけない声をヒアリングして開発のヒントにしてまいります。