11月16日 つかい手目線を活用した、商品開発支援事業 第2回勉強会 開催レポート
福山商工会議所では、小規模事業者の方を対象に、つかい手目線を活用した既存商品のブラッシュアップ及び新商品開発における商品開発支援事業を行います。
この度弊社が企画・運営をサポートさせて頂き、商品力・販売力・情報発信力の底上げを図る事で、 新たな販路開拓を進めていきます。
11月16日（水）に「ペルソナ・商品イメージ設計」をテーマに、第2回勉強会を実施しました。
プロジェクト全体では計４回の勉強会を実施し、2月17日（金）に開催されるDEMO会にて、参加事業者10社における、新商品開発の方向性や試作品についてのプレゼンと、専門家やバイヤーによるアドバイスを実施します。
（参加事業者紹介）
LOVEゲリータ、マルコ珈琲商会、株式会社虎屋本舗、POTCOOK合同会社、つぐみ漢方堂薬局、甚ごろう、有限会社父石家神田、有限会社柿原豆腐店、ジンジャーダイヤモンド
（プログラム紹介）
■講演（先進事例紹介）
商品開発事例「レリーバーシュラフ開発秘話とこれから」（クロストーク）
イシケン株式会社 代表取締役 石川 倫之氏
開発事例商品：サスティナブル 人工羽毛の軽さと暖かさを生かして開発したオリジナルアウトドアグッズ「レリーバーシュラフ」
1925年創業。寝具メーカーであるイシケン㈱は2014年に人工羽毛エアーフレイク®を共同開発。2019年には環境に配慮したサステナブル人工羽毛を開発。2019年よりCF事業をはじめ、2021年新たな領域へのチャレンジとして寝袋の開発を行い、予想以上の支援をうけ製品化に成功。その商品がこのレリーバー®多機能シュラフ（2021年福山ブランド認定商品）本商品は・使いやすい手軽さと本格派シュラフに負けない寝心地を兼ね備えた寝袋。
【専門家】本田屋本店有限会社 代表取締役 本田勝之助氏
【ファシリテーター】株式会社ハーストーリィプラス
2004年頃、鳥インフルエンザによる羽毛の高騰により人口羽毛を開発。その後クラボウとの共同開発により、特許技術を使った新素材エアーフレイク（リサイクルPET100％の素材を使った「サスティナブル 人工羽毛」）の開発に成功。西日本豪雨による浸水被害やコロナ禍という困難な状況に直面しながらも、従来の寝具開発から発想を得たシュラフを開発。ふるさと納税やクラウドファンディングを活用して従来のBtoB事業からＢtoCに事業転換していく工夫が、業種に関わらず参考となり、刺激になるお話を伺うことができました。
■勉強会（ワークショップ）
テーマ：「ペルソナ・商品イメージ設計」
・ペルソナはどんな人？どんな生活をしている人？（10分）
・ペルソナが求めるものやトレンドキーワードの洗い出し（10分）
・ペルソナに響く商品イメージ、コピーアイデア出し（グループディスカッション40分）
・発表（1社3分×10社）
・本田さんアドバイス、意見交換（30分）
勉強会のワークショップで、他の事業者とアイディアを話し合うことで、既成概念を外し自由な発想がヒントになり、今後の商品開発に活かしていきたいという雰囲気がうまれています。さらに専門家本田氏のアドバイスの中で、事業者同士のコラボや、真逆の発想をアイディアに活かすといった内容がとても参考になっていました。
次回の勉強会は12月７日（水）になり、テーマは「売り方と売り場・価格設計」です。
