2025.6.2
つかい手の声を聴くことの大事さ
先日見たテレビのドキュメンタリー番組、
「無印良品」が団地内の小さなマルシェに出展していて
販売担当の社員さん、団地内のお客様の生の声を熱心に聴かれていました。
その声がもとになっているのか老朽化団地内ではリノベ無しで
そのままの間取りを活かし無印の家具を活用した新しい暮らしの提案をしていました。
例えば古い団地にある半間の押し入れを机代わりに使うプチ書斎、
場所を取るふたり掛けソファーはあえて置かず窓際に固めのベンチソファ
子育て中の若い世代にはその提案は新鮮に映っていた様子でした。
モデルルーム内でも熱心に生活者に意見を聞き入るその様子は商品開発に活かされているんだなと感じました
1980年、商品パッケージは紙本来のシンプルな簡略化した素材で包まれていたデザイン演出をしない商品名のみのパッケージの
無印良品の登場はとても新鮮でした。
その後もいち早くお客様の声を公開しながら商品開発もされていました。
公開されている意見を閲覧している私たちのほうが買いたくなったものでした。
生活者の視点の大事さを伝えてくれる無印良品の進め方は私たちには斬新で参考になったものです。
昨年から私たちがやっているつくり手つかい手50人ミーティングも3回目を先日開催しました。。
熱心なつくり手である事業者さんは毎回参加されつかい手である生活者の意見を深く聞いてらっしゃいます。
それだけつかい手の生の声は貴重なのだと確信します。
事業者さんはこのコンセプトで進めて行くことで「誰のために何のために」
作った商品なのかも確認できる。
「生活者視点の声を基に企画を提案する」
私たちもそのスタンスは変えずに進めて行こうと思います。