宮島口の老舗の惜しむ閉店
宮島口で60年続いたもみじ饅頭の老舗である「おきな堂」が5月31日惜しむ声の多い中閉店されました。
閉店のお知らせを4月にホームページで出されてから1か月ちょっと
おきな堂ファンのお客様が全国から毎日押し寄せ店頭前は
早朝から終了時間まで連日長蛇の列、”愛されていたんだななぁ”と
感慨ひとしおです。
この一ヶ月、閉店時間の列の最後にはご主人が並ばれそこからあとに続く方へのお断りのお詫びをし、待たれているお客様には長時間お待たせすることへのお詫びとともに飲料を差し出されていた。
お店の姿勢やお人柄のわかるおもてなしをされていて同じ地区で商売を営む者としても頭が下がる思いでした。
この姿勢は見習わねばと心に焼き付けました。
昨年は「みせん本舗岩むら」さんも惜しまれつつ閉店、
みせん本舗岩むらさんのみせん煎餅もおきな堂さんのもみじまんじゅうも独自の製法と手作りにこだわる”ここでしか売らない”唯一無二の商品でした。
「あの店のあの味を味わうために」宮島口を訪れる。
全国からのファンを呼ぶには魅力ある「売らない商品」を作ることだと
宮島口有志で行うまちづくりの会議でも「あなごめしうえの」の上野会長が良く話される。
どこでも手に入る商品ではない、ここでしか買えない魅力ある商品づくりをすることはまちの魅力を増していく。
けれど雇用をしていると量を売らないとお店は存続できなくなる。
各店にとっての「ココでしか売らない」商品の程よい量と集客を継続させることは相当難しい。
あなごめしうえのに続けと心を奮い立たす。
宮島口で営む各店の魅力を開花させ「あの店があるから宮島口へ立ち寄ろう」と400万人訪れる宮島参拝客を宮島口に立ち止まらせる
宮島口での理想のカタチに近づくためにはまちのみんなのチカラと仕掛けづくりが必要だ。