【つかいてレポート】「夢みる給食」映画上映会を開いた夢みる皆さん
2024年12月21日(土)に、兵庫県加古川市のSHOWAグループ市民会館(加古川市民会館)にて、「夢みる給食」という映画の上映会が開催されました。
その上映会、映画の内容はもちろんですが、この上映会の主催者や、トークゲストに登壇された皆様の熱意とその影響力にとても感心しました。
それをお伝えしたいと、レポートします。
加古川市に、上野樹里さんと斎藤工さんが来る?!
この「夢みる給食」のナレーションは加古川市親善大使の女優、上野樹里さんで、そのご縁でしょうか、監督のオオタヴィンさん、そして、俳優の斎藤工さん3人のトークショーが上映会のあとに開催されるという情報を入手しました。
映画の内容について、よくわからないまま、ミーハーな夫は、上野樹里さん会いたさに、同じくミーハーな私は斎藤工さんを一目見たさに、この上映会に行くことに。予約チケットは1200円?こんな有名ゲストが登壇するのに?という驚きもありました。
とりあえず、予約しようと電話をしてもらったところ、かなり申し込みが多くて、お席は2階席しか空いていないという。とりあえず2枚申込、振込完了。
チケットは事前に郵送で送られてきました。同封されていたチラシをよく見て、やっと上映会の内容を把握しました。
加古川市で「夢みる給食」の上映会が開催されたきっかけ
主催は、「みらいきっず」さんという団体で、オオタヴィン監督が手掛けたドキュメンタリー映画をご覧になった代表の方が、とても感動し、この上映会を自分たちも開催して、多くの方に観てもらいたいと企画されたものだということがわかりました。
夢みる給食は、オーガニック給食を実現した夢みるお母さん、夢みる農家、夢みる市長・公務員の奮闘の様子をドキュメンタリー映画として作られた作品です。
オオタヴィン監督はこのシリーズの上映を個人やNPO,学校保育園等に格安の上映費用で機会を提供しているそうです。みらいきっずさんも、所属される保育園の子供たちが低体温、アレルギーに悩む症状が増えてきている変化に気が付いて、これは食べ物の変化が原因なのでは?と感じ、この映画でオーガニックな食品を取り入れることが、子ども達の体によいということをしったそうです。
そこから、上映会を企画し、本作のナレーションが加古川市出身で親善大使の上野樹里さんであることから、オオタヴィン監督と上野樹里さんのトークショーを企画。上野樹里さんも動きます。オオタヴィン監督の映画の上映会を行ったことがあり、ご自身も食や発酵に強く興味を持っている、斎藤工さんと、以前共演したご縁もあって、上野さんは個人的に連絡をとります。そして、このトークショーにお誘いをしたという経緯がわかりました。
上映会をしたい!と夢みた、みらいきっずさんの熱意が、監督や上野樹里さんを動かし、加古川市や関係者を巻き込み、上野樹里さんから斎藤工さんを動かしました。
そして当日は、中ホール1500席が満席になるという、このような内容の上映会にしては、驚くべき反響だと思います。会場の加古川市民会館も驚きのことだと思います。
この反響は、主催者やご関係者の熱意もあるかと思いますが、神戸新聞で紹介されたこと、そして、上野樹里さんのSNSでは、何度も告知をされていた、その影響も大きかったと思います。
夢みる給食 には夢みる人がたくさん!
肝心の映画の内容ですが、「夢みる」人たちが、たくさん登場してくるのです。
オーガニックの食材をつかった食事を子供たちに食べさせるために、オーガニック給食の保育園を作ったお母さんのお話。
オーガニック給食を実現させてきた事例の紹介。武蔵野市や、いずみ市の事例。
無農薬のコメ作りを行うことで、トキを復活させた佐渡市の事例。
オーガニックがいかに体によいかということを、先端医療で学んだドクターのお話など、
日本全国で、オーガニック給食に取り組みをされている事例をオオタヴィン監督が取材されています。
夢みる人を取材し、そのドキュメンタリーを見て共感された方が、また夢みる人になって
動き始める、そういった影響力のある映画でした。
1時間みっちりのトークショー
映画の後の、トークショーでは、オオタヴィン監督がファシリテーター役となり、上野樹里さんや、斎藤工さんに、お話を伺っていきます。
二人とも食に関する意識がとても高い。上野さんは、この加古川市で、オーガニック給食が実現できるように、きっとこれからも働きかけられることと思います。
この1500人の動員力は、その熱意の表れだと思いました。
斎藤工さんも発酵の力に魅せられて、コロナ禍のときに、味噌を作り、発酵食をたくさん取り入れることで、人体実験をしていたというエピソードも語られていました。俳優だけでなく、映画監督としても活動をされている斎藤工さんは、撮影場所に託児スペースを作り、子どもが小さいスタッフも安心して仕事ができる環境を作っていることも語られていました。
オオタヴィン監督がそもそも、食に関するドキュメンタリー映画を製作していることについては、自分が重い病気になった時に、食生活を変えたことで、体が改善され、病も完治した経験があり、食の大切さを伝えたいということ、特に子供たちの食を守りたいという気持ちがあって、映画を作り続けてきたと伺いました。
1時間強、しっかりとお話を聞くことができた、すばらしいトークショーでした。
横のホールでは、オーガニックのマルシェも
中ホールの横の小ホールで、オーガニック野菜や商品を扱う農家さんのマルシェが開かれ、20店もの出店者さんが集まっていたそうです。
もちろん、映画の前後で商品を買って帰られるお客様もたくさんいらっしゃいました。この店舗数を集めることもご関係者の努力と共感があってのことでしょう。
1500人満席の観客は、それぞれの思いで、映画を視聴していたと思いますが、私も夫とともに、食べ物の大切さを学べたことは、よかったと思います。
多少オーガニック食品が高くても、トータルして体に良くて、薬いらずと考えると、けっして高くはなく、逆に心身の豊かさにつながることになります。
私自身もミーハーな気持ちを正して、オーガニックをもっと食生活に取り入れたいと思いました。
Marketer
フク / 夫と2人ぐらし。
年を重ねるごとに、筋力も衰え、代謝が悪くなるので、体の冷えを感じるようになってきたこのごろ。
オーガニックや発酵食で、体をうちから温めることができると知り、興味がわきました。
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