他の経営者の話を学び自社に活かす
リシュラの浜口社長と「経営危機からのV字回復」を実現した企業経営者のお話しを聞きに参りました。
広島、パルコ裏の新天地公園前にあるあのガラス張りのビル、
尾道を拠点にアクセビルなど世界のファッションブランドを扱うセレクトショップ「PARIGOT(パリゴ)」を運営する㈱アクセの社長のお話しは参考になりました。
30年前、東京でサントリーで新業務の責任ある仕事を任されてたころに実家の呉服などのご商売が傾きかけ帰省されたということでした。
販売においてまず行ったことは落ち込んでいる部門の対策ではなく、伸びている部門の売上をさらに倍にして策を打つ。
今、伸びている商品の利益はさらに出し、その費用を落ち込んでいる部門へ補填し策を考えることが大事だということ。
「何よりこれが出来ると銀行の目が変わるのだ」とおっしゃる。
会社もお金が回れば策が考えられる。
現在の広島市内のアクセビルや銀座シックスへの出店が落ち込んでた部門と知る由もないくらいの発展で驚くばかりのお話しでした。
売り上げが伸び悩んでいた当時、まだ普及していなかったパソコンを導入しサントリーでの経験を生かし、販売分析や顧客管理を実施。洋服とともに雑貨や家具も並べるセレクトショップにすると、売上高が倍増したとのこと。
7割が福山や広島など市外からの来店によるという「わざわざ遠くから買いに来てもらえる価値のある店」にしてきたという。
お客様もエイジレスへの販売が主流。「パリゴで洋服を買いたい」と思う人が訪れるセレクト店へと作りあげていく。
価値観ありきの商売で業界の非常識を常に追い求めたとおっしゃる。
他の企業が行うマスへ売る事業を横に見ながらその隙間を狙い、
マスへ売らないマーケットを考え差別化する。
わが社の子どもたちのための商品「食育弁当」にも通ずる
勉強になるお話しでした。
「お弁当会社とは競わない」を決めてから、お弁当会社では絶対できない例えば白ご飯にトッピングするグリンピースとにんじんの”笑顔トッピングのパーツ”、
ある幼稚園さんにはパーツ具材をお届けし園児自身でトッピングして」ごはんの盛り付けが完成する。
アクセの社長の言葉にもあるマスへ売らない商品づくりが
子どもたちのための食育弁当の取り組み、力を入れて大事に育てて行こうと心に決めさせていただいた参考になるお話しでした。