「#EじゃなくてもAじゃないか」の小話
先日某株式会社さん主催【SNS事例共有会】をオンラインで拝見しました。
キャンペーンや広告などの事例を、某社内で開催している事例共有会。こちらを公開するとどうなるか?という社会実験に私も参加しました。
セミナーというわけではなく、4名の方がお話しているのを聞く…というようなラジオ的感覚です。
この会ではフランクな雰囲気の中、
皆さん自分が担当はしていない、上手だな、面白いな、素敵だな、新しいな…と思う広告アプローチ事例を10個以上共有していました。
そこで聞いたお話がどれも面白くためになったのですが、その中から1つの事例を皆さんにもご紹介します。
【缶ビールの表記ミス商品が発売へ!】
1.サッポロビールとファミマさんの共同開発ビールが、パッケージの英単語スペルミスで発売中止発表したお話。
2.ハッシュタグ「#EじゃなくてもAじゃないか」で全国へ広がり、販売中止撤回を求める署名運動にまで発展
3.発売中止を取り消し。発売へ
先日、こういった缶ビールを巡る一連の流れが起こっていました。ニュースやTwitterで見た方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「LAGAR」(正しくはLAGER)という表記ミスによる販売中止…
全国のファミマ約16000店舗で販売予定とのことだったので、膨大な量の破棄に繋がる…
印刷物や制作物を作ったことのある方は自分も辛くなっちゃうミスですよね。
印刷ミスが発覚した後、「EじゃなくてもAじゃないか」というようなコピーで発売しませんか?というような流れがあったそうなのですが、
社内で「自分たちでそう売り出してはだめだ」と発売中止の発表をしたそうなんです。
それは誰かが「スペルミスしたままでも売ってください!」というのを見越す、かつ期待していたんじゃないか…という考察があって、私も聞いていてすごーい!とわくわくしました。先見の明ですね。
正直自分たち発で言っちゃうときっとここまでの盛り上がりはなかったし、好感度も下がったのではないでしょうか?とのお話もあり、納得。
しかもこの「EじゃなくてもAじゃないか」って広島弁ですよね。
後日調べた所、このコピーを最初に考えたのは広島在住、モルテンの広報担当者だそうですよ!
SDGs=食品ロスについて考えている人が多いことも要因の一つかと思いますが、廃棄が中止になって販売に繋がったことはきっとこのコピーの力も大きいですね~。
Yahoo!記事参照
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20210112-00217305/
事例共有会では、スピーカーの方が自分が関わっていないキャンペーンの概要説明→自分なりにひも解き解説、という流れだったのですが、とてもためになりました。
自分でも常に意識して事例を溜めておこう~と思います。
広報関係の方、興味のある方ぜひ一緒にやってみましょう~