今月の素敵な人に会いたいはフランソワーズ。
彼女がわが社にいたのは、もう12年も前になります。
エピックソニーに勤めていた彼女とHERSTORYとの出会いは1本の電話から。
仕事もなくお金もなかった当時、”仕事がないなら作り出せ”で
イベントの企画を美術館に持ちかけようと企画を立てていたときでした。
■旧sato・みの好きなもの
だめもとでエピックソニーに所属するアーティストのスケジュールを確認するために電話を。その電話の担当がフランソワーズでした。
その後、エピックソニーを退社した彼女はわが社を訪ね、結婚前の1年間めでたく社員の仲間入りになったのであります。
結婚をして退職したものの交流は続き、今では私のご近所さんの主婦仲間となりました。
一昨年”ほぼ日刊糸井新聞”にコラムを書くというのでイラストを描かないかと誘っていただいたのが縁で、
今年4月には二人展を開くことになりました。
■フランソワーズHP http://www.geocities.jp/pipopotan2004/

さとう:
一昨年から子育てが少し一段落したことがきっかけになって動き始めましたね。動き出したらはやいから生活にもけじめをつけつつ自分のやりたいことを貫き通すしね。
でも考えたら妊婦時代にも「あけぼの食堂」という名前作ってニュースペーパーを作ろうとしたり、ラジオのDJ募集に応募したりいろんなことしてたよね。なぜだか私も参加してて・・・。
フラン:
もともと好きなこと・興味があることには貪欲・そしてまじめな性格でしょ(笑)
子育ても夢中になる。もちろん父兄会にも出るし、ちゃんと生きていくベースでのお付き合いはきちんとやるのよ。子どもにもちゃんと自分の考えを伝える。私は子どもには家事をあまりやらせないの。

”家事はすごく楽しい、お母さんの楽しみを取るな”って言ってるの。掃除も料理もほとんど手伝わせない。やりたい欲求をためさせておいたほうが、あとあと楽しんでやるようになる気がするの。習い事だってなんだって自分の意思で決めさせることが最優先。きちんと責任もって生きて行く事をちゃんと教えなきゃ。
さとう:
フランソワーズは子どもが決めたことへの親としての務めはちゃんと果たすよね。すべての行事に出るものね。
男の子2人、女の子1人、同じ3人の子持ちの母はたくましい!
フラン:
「友達親子」というのはありえないよね。夜のドラマも10時以降は見せないし、インターネットも自由にはさせないの。有害サイトもいっぱいあるし、何でも早く手にすればいいとは思わないから。今しなくてはいけないことは何か教えるし、大人の会話にも入ってこさせない。子どもとはちゃんと向き合って話してるつもり。

だから私の時間もちゃんと区切りをつけてて、夜遅くまでだらだら起きてるなんて事はしないの、眠いし。そのかわり朝は早く起きる。ほとんど5時半おき。朝をとにかく有効に使うの。朝のほう頭が働くよ!小説を考えるのも、サイトを更新するのもまさに短時間で、この朝の子どもや夫が出て行ってからの時間を使う。毎日やりたいことが山ほどあるから冷蔵庫前のカレンダーに書き込み今日することは今日するの。
さとう:
母と一人の女としての時間のバランスが、子どもの成長とともにうまい具合に調整できるようになってきてる感じがするんだけど、今年はやりたいことが形となって羽ばたく年のようね。
この先何かすること決まってるの。
フラン:
去年は”ほぼ日”に1年間コラムを書いたことで、ものすごく世界が広がったの。ネットの反応はすごく早くて、反応のいいときは何人もの方が日本だけでなくアメリカ・フランスと世界から感想を送ってきてくれる。もちろんHPにも足跡を残してくれて、ほぼ日更新の日はアクセスがかなりあがり、フランソワーズのことをわかってくれる仲間が増えた。今年はもっともっとふれあう機会を作りたいし、自分に何ができるかわからないけど、発信しながら動いていこうかと思ってる。まず4月に個展をすることもそのひとつ。東京にも会期中は出向き一人でも多くの人に会って話したいなと思ってる。
HP内では小説を発表してるけど「俺風2004」に関しては結末をHPでは伏せて、印刷物にして個展でわかる仕掛けににしていこうかと思ってる。個展終了後、小説絵本として制作してサイトから購入できるようにもしたいな。そう考えるとインターネットはすごいツールだね!出会いも広がりもここからはじまる。個展のデザインをお願いしてるのもサイトで知り合った北海道のデザイナーさん。うそのよう!
さとう:
そのほか来るものは拒まずというくらい、いろんな話に乗ってくね。たしかDJの話もきたとか。
フラン:
そうそう。まだ広島のミニFMですが「自由にしてよし」と言っていただいてるので、1時間好きな音楽かけて、自分の興味あることしゃべって、ラジオドラマなんかもいいかも!
「なんで私に?」って思うんだけど、不思議と周りから動いていくの。これって昔にも経験があって、エピックソニーにいたときもそんな風に押し上げられていって、色んな貴重な体験ができたし、好きなアーティストとも仕事ができたし。その時と同じような感じなの。「私の居るべき場所はやっぱりあのあたり」かなって思う。今、またあの頃と同じ人たちにお世話になったりしてるし・・・。
去年は引き戻される感じがすごくした1年だった。

だから今も私に与えらるチャンスには必ず乗るように心がけるだけ。なるようになるでしょ。”ほぼ日”にコラムを書くようになったのも、たった1本のメールを”ほぼ日”あてにおくったことがきっかけでしょ。たまたま見てくれた糸井重里さんが私のHPを見てくれて「よかったら・・」て感じだし、ほぼ日なんていっぱいメールがくるだろうに、本当にチャンスはいつ来るかわからない。そのときHP持ってなかったら私のことわかっていただくものもなく、こんな話にはなってないだろうし。いつ来るかわからないチャンスのために乗れるように準備しとかなきゃね!これは誰にでも当てはまるよね。同じ数だけチャンスはあるはずだから。
さとう:
なるほど。用意周到、準備万端、始動開始で一期一会ということですね。
フラン:
・・・・


さてさて二人の個展ですが「ほぼ日」にふさわしく”読んで楽しい個展”
フランソワーズは文章の展示イラストレーターの私はほぼ日以外の活動のイラストを展示、グッズもあります。
ふたりのフリーペーパーもありますので楽しみに!

■4月1日(金)〜6日(水)11時〜19時
■オーパ・ギャラリー
 http://www.geocities.jp/opa_gs/ にて開催します。
会期中は二人とも会場におりますので、ぜひぜひお越しください。




HomeTop

株式会社ハー・ストーリィ
イラストレーターさとうみどり

広島市西区草津新町2-15-17(株)ハー・ストーリィ内 TEL:082-501-0456 FAX:082-501-0457




イラストレーター・さとうみどりホームページ