8月9日「昆布大使限定!羅臼昆布産地とつながる・こんぶをもっと知る!」を開催しました!
生産者と消費者の交流をきっかけに、お互いの理解を深め昆布の消費促進につなげる事を
目的に、昆布のオンライン交流勉強会の企画・運営を行いました。
その名も、「昆布大使限定!羅臼昆布産地とつながる・こんぶをもっと知る!」
今回は、羅臼漁業協同組合の方と北海道の昆布大使 天野さん全面協力のもと
全国各地から25名の昆布大使さんにお集まりいただき、
前半は昆布漁から出荷までの工程紹介や羅臼昆布産地との中継、
後半は昆布大使さんからの質問に、ベテラン昆布漁師の井田さんに答えて頂くコーナーという
普段では中々経験できない貴重な交流勉強会となりました。
その様子を少しだけ紹介させていただきます。
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■羅臼昆布産地中継
▴昆布漁用の船 昆布漁の時期は、7月中旬~8月中旬。漁の時間は決められており、朝6時から12時まで。
一日に取れる昆布の量は、700枚前後で多いときは1500枚ほど!
羅臼昆布は1人で昆布を採り、この船に積んで陸まで戻られるそうです。
■昆布漁の道具
▴(奥)竿 (手前)箱眼鏡
■竿
▴木製で3mほどありフォークのような形をしています。
機械は使わずに、人力で先端に昆布を巻き付けて採っています。
■箱眼鏡
▴赤く囲ってある部分を歯で噛んで使います。
箱眼鏡を使いながら、3mの竿で昆布を巻き取る。
採っては並べてを何度も繰り返す作業はシンプルですが
全て一人で行われており、昆布漁はとても重労働であることがわかりました。
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■質問コーナー
質問コーナーでは、昆布に関する質問にいくつかお答えいただきました。
一つシェアさせて頂きます。
Q.昆布の保管方法は?
A.袋から取り出し、お菓子などが入っている紙箱に適度な大きさに切って入れ、
それを畳の部屋に置いて保管する。畳が湿気を吸ったり吐いたりするように、
昆布も箱から湿気を吸ったり吐いたりして、徐々に美味しくなります。
その状態で、1~2年置いておくとうま味がより一層増します。
その他にも漁師さんは、昆布で出汁を取らず味噌汁で使うときは
味噌と具を炊き上げた後に火を止め、最後に昆布を入れて具としてそのまま食べるのだそうです。
昆布の消費量が減っている中、「昆布=出汁を取るもの・難しいもの」と考え過ぎずに、
どんどん使って欲しいとのことでした。
約1時間30分という短い時間の交流会でしたが、昆布のことをたっぷり知れる
有意義な時間となりました。
これからも、昆布の魅力を広めていく活動をサポートしていきます。