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クライアント/労働局様

2019.9.30

9月25日『はたらく。』を見て学ぶツアーvol.1:開催報告レポート

『はたらく。』を見て学ぶツアー:第1回開催報告レポート

 

先輩「はたらきびと」の姿や現場を見学することで、自分の中に眠っている働きたい気持ちを引き出す企業見学ツアー。

9/25に開催された第1回目は、8名の参加者の方とともに、介護・福祉業をされているサンキ・ウエルビィさん、物流容器製造業のヒロホーさんを訪れました。

 

はじめに伺ったサンキ・ウエルビィさんでは、まずホテルのような美しい建物にびっくり。

「ご家族が利用者さんを預ける際、こんな素敵な場所でサービスを受けられるなんていいね!と少しでも思ってもらえるよう、美観と清潔感を大切にしています」という担当者の方の言葉に、とても納得しました。

 

入館後は、足湯施設、コミュニティスペース、居室、トイレや浴室などの設備を見学させていただきながら、利用者さんに対して心がけていること、働く人たちの思いなどを聞かせていただきました。

サンキ・ウエルビィさんが大事にされていることのひとつが、在宅介護を中心にした自立支援。何から何までお世話をするのではなく、自立した生活ができるようなアプローチをしているそうです。

手すりのついたトイレや間口を大きく取った浴室など、なるべく自分で動けるような工夫が随所に見受けられました。

また、職員の方が利用者さんに話しかけるときは、相手の思いをくみ取れるよう想像力を働かせ、小さなことでも心を込めて返答するよう心がけているそうです。

行き届いたサービスは思いやりの気持ちから生まれるんだなと、素直に感動しました。

サンキ・ウエルビィさんは、高い水準をクリアした福祉介護の職場にのみ与えられるプラチナ認証を取得していますが、中でもとくに注目されているのが、子連れ出勤やキャリアアップのサポートなど、女性が働きやすい職場づくりです。

さまざまなメディアで取り上げられたことのある子連れ出勤は、お母さんの仕事が終わるまでお子さんが職場で一緒に過ごす画期的なシステム。

学校が終わった子どもたちはお母さんの職場を訪れ、宿題をしたりしながら仕事が終わるのを待ちます。利用者さんに宿題を見てもらうこともあるし、おしゃべりや工作をしながら、一緒に遊ぶこともあるそうです。

「お母さんは安心ですし、おじいちゃんおばあちゃんも本当に嬉しそうで元気が出るんです。お互いに良い関係だと思いますよ」と、職員の方もにっこり。

また、キャリアアップを目指す人には各種資格取得の助成金を用意、育児休業は子どもが3歳になるまで、時短勤務は子どもが6歳になるまでと、充実したバックアップ体制が整っています。

その後開かれた交流会では、参加者からの質問コーナーや、妊娠中の今でも快適に働いているという職員さんのお話があり、とても有意義な時間を過ごしました。

「介護の職場について知りたい」という参加者の方もいたため、生の現場を見ることができ、新たな発見の多くあった訪問でした。

次に訪れたのは、工場内に保育ルームを併設するヒロホーさん。車の部品などを運搬する際、壊れないように包む梱包材を製造しています。

こちらは、都道府県別『こんな会社で働きたい』という書籍の広島版にも掲載されている、とても魅力的な企業です。

常務取締役の森坂満代さんはじめ、女性社員さん数名がにこやかに迎えて下さり、それだけで皆がイキイキ働いている会社だなというのが伝わります。

こちらで特筆すべきは、なんといっても社内内職という働き方が選べること。

勤務時間はフレックスタイム制で、いつ来ても仕事があるのがポイント。可愛らしい壁紙に囲まれたキッズスペースのある部屋で、子どもを見ながら働くことができます。

もちろん会社にとっては長く働いてもらえれば助かるので、長時間勤務手当など、各種インセンティブを用意しているそうです。

工場内を見学したのち、多目的に使用している「おしごとプラス」という建物へ移動し、手作りのスイーツをいただきながら交流会を開催。

前述の働き方は、森崎さんご自身の思いから生まれたものだということをお聞きしました。

「自分が子育て時期に仕事との両立に苦労したから、今度は若い世代を助けたい。熟年世代には同じように手助けを促し、若い世代にはその手助けがあるから働けるんだよって伝えたい。相互扶助の精神が大事だと思うんです」という話に、大きくうなずく参加者の姿が多く見受けられました。

また、「好きを仕事にするといいっていう言葉をよく聞きますが、そうじゃない人も多いと思うんです。誰もが学生時代に夢を見つけてそれを叶えているわけじゃない。けれど、働きながら要領を得ることに達成感を覚えたり、そこで出会った人たちと絆ができたり… そういうふうにして自分の職場を好きになれたらいいと思いませんか」という言葉には、強く心を動かされるものがありました。

森崎さんの温かな人柄に促されるように、「子育てだけしていると自分の居場所がないように感じる。もっと社会参加したい」という声や、「旦那さんのお給料じゃなく、自分で稼いだお金を気兼ねなく使いたい。暮らしにちょっとした豊かさを取り入れたい」という、参加者たちの本音もポロリ。

自身の中にある「働きたい気持ち」「なぜ働きたいかの理由」に気づいた方も多くいたようです。

今回のこのツアー、広島労働局の職員さんが同行してくださり、移動の車中では個別の職業相談も受けられます。

お渡しする資料にはハローワークの賢い使い方や、便利な制度について記載していますので、働き方について悩みを抱えている方は、どんどん利用していただければと思います。

失業中でご入用の方には求職実績も発行していますし、求職登録申込書もお渡ししています。

そしてそして参加は無料で、ハーストーリィハウスデリキッチンのおいしいランチボックス付き(ここ大事・笑)!

次回のツアーは10/30(水)、「人生のシーン別に働き方が選べて安定の定着率!!」と題し、「株式会社フレスタ」さん、「サマンサジャパン株式会社」さんを訪れます。

第1回ツアーの様子はペコマガさんでも詳しく掲載して下さっているので、気になった方はぜひぜひ早めにお申し込みくださいね!

 

★お申込み・お問合せ

https://hs-plus.jp/oubocom/oshigoto3/

★ペコマガさんレポート

https://pecomag.jp/life/entry-1386.html

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