広島労働局より委託を受けて行っている、就職氷河期世代の就職・正社員化の実現、多様な社会参加への実現を目指した支援事業。
今回は、1/27(土)に「リスキリングで働く力をつける!」と題した、ワークショップ&キャリコングループ懇談をオンラインで開催しました!
講師にお招きしたのは、キャリアコンサルティング総研株式会社代表の佐野真子さん。
中国地方の企業約150社以上のセルフキャリアドック導入及び従業員面談、両立支援に携わってきた、キャリア構築のプロフェッショナルです。
この日のアジェンダは全部で5つ。
まずは佐野さんより、「リスキリングとは、新しいスキルや技術を新たに学び直すことです」という定義の説明がありました。
生成AIを使って「リスキリング」を表現するように促すと、最初は動物のリスを倒すようなイラストが描かれ、詳しい説明を付け加えていくと、最後は人を中心に本やパソコンが並ぶ、まさに“学び直し”のような空間が描かれたそうです。
このことを例にとり、
「どれだけ良いツールがあっても、使いこなすスキルがなければ意味がありません。ここにリスキリングの意義があるのです」
と、佐野さん。
学び直しを前提に、まずは皆でキャリアの棚卸し作業を進めていきます。
そもそもキャリアの語源は轍(わだち)という意味で、「今まで歩んできた時間の積み重ね」を指します。
もちろん仕事だけではなく、プライベートも含んだ人生経験がキャリアそのものなのです。
今後求められる”サスティナブルな働き方”に必要なのは、従来重視されていた組織に主体を置く「伝統的キャリア」ではなく、個人に主体を置いた「プロティアンキャリア」。
昇進や権力といった価値観から、自由や成長に重きを置く価値観へ。
「私は何をすべきか」(組織における気付き)ではなく、「自分は何がしたいのか」(自己への気付き)が重要視されてきます。
自分が目指すべき方向のヒントを探るには、「価値観」 「興味」 「能力」の3つが重なるところに、自己理解の指針が隠されているそうです。
Vol.2 に続く...