パートナーといっしょに「アンコン×カクテル」セミナー 開催
2024年2月17日(土) パートナーといっしょに「アンコン×カクテル」セミナーを、石亭さんの大広間を会場にて開催いたしました。
アンコンシャス・バイアスとは、無意識の偏見や思い込みのことです。
このテーマを、今回は廿日市在住、在勤の方で、パートナー2名でご参加いただき、アンコンシャス・バイアスのお話を聞いていただいたうえで、カクテルづくりのワークショップを行いつつ、パートナーお二人でゆっくりと相手のことを聞きながら話し合うお時間を過ごすことを目的としています。
参加者は6組。まずは、石亭のお庭見学のお時間。天気もとてもよく、贅沢な景色を堪能していただき、お部屋に移動いたします。
1部の講師は、NPO法人ファザーリング・ジャパン中国代表理事 片元 彰さん
アンコンシャス・バイアスとは?という概念から、身近な生活を事例にわかりやすくお話をしていただきます。まずは片元さんの自己紹介。ご自身が主夫としての役割分担もこなしながら、講演活動など行われている現在に至るまでの経緯をお話いただきました。そして、アンコンシャス・バイアスとはどういう意識であるか、また誰でももつ意識であり、偏りが生じることが問題になることがあるとのご説明をいただきました。
2部 SAKURAO GINでオリジナルカクテルをつくる
講師は、株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 企画マーケティング本部 川島さん
そして、SAKURAOアンバサダーでもある 東広島市にBAR enishi (エニシ)、BAR TMRB (ティマーブ)の2店を構えるバーテンダー大谷さんのお二人です。
事前にご用意いただいたワークシートをもとに、カクテルとはどういうものかのご説明や、材料、配分などのベースになるレシピを教えていただきます。このとき、参加者の皆さんは大谷さんが作られたSAKURAO GINのカクテルを頂きながら、ゆっくりお話をきいていただきました。
その後は、実際に、ロングまたはショートのカクテルを、ワークシートのヒアリング項目をお互いにヒアリングをしながら、相手の好みを聞いて、カクテルを作っていくというワークに移ります。
プロ仕様のシェイカーを実際に使わせてもらったり、ガーニッシュという飾りつけのベルローズやミント、ローズマリーなどもご用意されて、至れり尽くせりのワークショップ体験です。
カクテル作りができたら、参加者全員のカクテル名や制作イメージを発表していただき、飲んだお味はパートナーの方にお聞きする時間をとりました。
相手への感謝の気持ちが込められていたり、お二人の共通の趣味がタイトルに反映されていたり、思い出のハワイにもう一度行きたいという願いが込められていたりと、タイトルやイメージのお話をお聞きしていると、人生をともに過ごされてきた現在にいたるまでの年月が想像されて、思わずジーンと胸をうつものがありました。
3部にうつり、もう一度講師片元さんにご登場いただき、アンコンシャス・バイアスの意識の偏りを夫婦間、パートナー間でどう問題解決していくかということについて、ご自身の経験をもとにお話をしていただきます。
「いちいち」という言葉を大事に考えられていて、いわなくてもわかるだろうという思い込みではなく、相手と自分が別者なので、思うことは、「いちいち」言葉にして伝えることが大事だというメッセージが印象に残りました。
参加者の方のアンケートには
・アンコンシャス・バイアスについて、あまり知らなかったが、この機会に理解できた
・カクテルの作り方を知り、実際に作ってみてめったにない経験ができてよかった
・お互いにヒアリングしあうことが楽しかった
・アンコンシャス・バイアスとカクテル作りという組み合わせ、そして舞台が石亭さんという企画がとてもユニークだった
というお声をいただきました。
お土産に、ワークショップで利用した、SAKURAO GINをお二人に1本ずつお持ち帰りいただきましたので、ご自宅で続きの会話をカクテルを飲みながら、楽しんでいただけていることと思います。
企画の目的であるアンコンシャス・バイアスの理解と、パートナーとの会話の時間を作るということを、最高の環境と組み合わせで実現できたイノベーションプログラムとなりました。
■主催:廿日市市(生活環境部 人権・男女共同推進課)
■講師:NPO法人ファザーリング・ジャパン中国代表理事 片元 彰氏
■協力:株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 川島氏
BAR enishi (エニシ) BAR TMRB (ティマーブ) 大谷氏
■企画事務局運営:株式会社ハーストーリィプラス